ウィルスが多く乾燥が続くこの時期に、健康であるために
とても大切な「唾液」について、お知らせしたいと思います。
こんにちは。
健康に生きたい50代、天道です。
貴方は唾液と聞いて何を想像しますか。
「汚い」とか「臭い」とか、なにかネガティブなことを想像すること
が多いのではないでしょうか。
確かに他人の唾液はそうかも知れませんが、
自分の唾液まで同じように思わないでください。
私達の唾液には身体を守る大切な作用が
いっぱいあります。
今日は唾液についてお知らせしたいと思います。
唾液の6つの役割について
![](http://tendonomise.info/wp-content/uploads/2020/03/miuFTHG1897-300x200.jpg)
唾液には6つの役割があります。
洗浄作用
唾液の水分で食べかすや細菌を洗い流します。
傷を早く治す作用(抗菌作用)
昔、小さな傷なら唾つけとけば治ると言われていましたが、
ネズミの実験でも、同じような傷をもったネズミが単独と多頭、
どちらが傷の治りが早いかという実験を行った際、
多頭で傷を舐めあったネズミの方が治りが早かったという実験結果が出ています。
おいしさを感じる作用
唾液には、食べ物の中の味物質を溶かしておいしさを引き出す作用があります。
中和作用
歯は飲食するたびにカルシウムやリン酸が溶け出しています。
これの修復に唾液に含まれるカルシウムやリン酸を使っています。
歯やほっぺたを守る作用(保護作用)
唾液は歯の表面に被膜をつくり、虫歯の原因菌が入らないようにしてくれています。
また唾液はほっぺたや舌を感染や損傷から守っています。
口の中を湿らせる作用(円滑作用)
唾液は滑舌良く喋ったり、食べ物を飲み込む際に活躍しています。
実は唾液で口内を湿らせることで口臭を防いでいます。
ドライマウス
![](http://tendonomise.info/wp-content/uploads/2020/03/SAYA072155409-300x198.jpg)
貴方は、
ドライマウス
という言葉を知っていますか。
唾液はストレスを感じると一時的に出る量が減ってしまいます。
通常はストレスがなくなると唾液の量は元に戻るのですが、最近では唾液の量が元に
戻らない方が増えています。
この症状を「ドライマウス」と呼びます。
ドライマウス状態になると口内全体に唾液が行き渡らなくなるため、
唾液の6つ機能が全て低下してしまいます。
その結果、感染症や口内炎、虫歯になりやすくなり、口臭が出たり、
食べ物が飲み込みづらくなって、誤えんや肺炎のリスクが増えるなど、
私達の生活そのものの質が低下してしまいます。
では、唾液を増やすにはどうしたらよいのでしょうか。
舌回し
![](http://tendonomise.info/wp-content/uploads/2020/03/saya0I9A4189072170014-300x200.jpg)
唾液を増やすには「舌回し」がオススメです。
舌回し
口を閉じて舌を歯茎と唇の間に置き、歯茎に沿ってグルグルと回します。
まず、舌先を右上の一番奥の歯茎と頬の間に置きます。
歯の外側をなぞるように右上奥から順番に左上奥へと舌を移動させます。
舌先を左上奥から左下奥へ移動させ、左下奥から右下奥へと舌を移動させます。
これを5回行います。後、反対回しを5回行います。
※参考映像
重要なこと
1周を約3秒、しっかり大きな円を描くように行いましょう。
食前に行いましょう。
この舌回しを毎日食前に行っていると、唾液が出やすくなる他に、
顔のほうれい線が薄くなり、顎がシャープになり、小顔効果が期待出来ちゃいます。
やらないという選択肢はないですよね(笑)
ただし、舌回しをして頭痛が出た場合は相当舌関係の筋肉が衰えています。
頭痛が起きない範囲で無理せず行って、慣れていきましょう。
まとめ
- 唾液には口内の洗浄作用、抗菌作用、おいしさを感じる作用、中和作用、
保護作用、円滑作用の6つの作用がある。 - ドライマウス状態(ストレスが原因で唾液の分泌量が戻らないこと)に
なると、唾液の6つの作用が全て低下する。感染症や口内炎、虫歯に
なりやすくなり、口臭や誤えん、肺炎のリスクが増えてしまう。 - 唾液の分泌を増やすのに有効なのは「舌回し」
舌回し:口を閉じて舌を歯茎と唇の間に置いて歯茎に沿ってグルグル回す。
両回し5回ずつ食前に行う。
春までもう少し、舌体操で唾液を十分出して、ウィルスに負けないで生きていきましょう!
健康に生きたい50代、天道でした。
弥栄!!
※参考資料
https://shuchi.php.co.jp/article/2372
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20180704/index.html
https://www.honda.or.jp/breath/detail/10-8.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-004.html
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